石の生きと死に

石の生きと死に

石は囲むと取れるが基本ですが囲まれても取られない石があります。

着手禁止点のルールから導かれる結果です。

生き

2眼ある石1

着手禁止点が2つあると、アタリにできず、取ることができません。

つまり生きです。

生き

黒石8個は白に完全に囲まれていますが、白はAにもBにも打てません。

両方とも着手禁止点(=)だからです。

A、Bのように着手禁止点が2つある石はアタリにできない、したがって取れないのです。

これを2眼ある石は生きといいます。

ただしカケメは生きになりません。

2眼ある石2

2眼ある石は「生き」

この黒石はナナメのところもありますが、どれもアタリされない完全な眼が2つあります。

したがって、取れない=生きています。

2眼作れる石

2眼作れる石

直列4目のスペースがある黒は、白が邪魔しにきても、独立の2眼を作れるので生きです。

白Bに打ってきたなら黒C、

白Cに打ってきたなら黒Bに打てば、2眼を作れます。

黒が正しく応手できることを条件に、このままで生きです。

2眼あるかどうか、2眼をどう作るか、2眼を作らせないためにどう打つか等をトレーニングするのが詰碁です。

詰碁は戦いに勝つ力を養います。

死に

眼のない石は呼吸点封鎖を免れないから死に

終局後に取り上げられます。

2眼のない石

死に

黒石8子は現在はまだ呼吸点は空いていますが、いずれは封鎖されることが避けられません。

今すぐは取り上げられなくとも、呼吸点を封鎖されると取り上げられる、このような石を死にといいます。

囲めば取れるには2つのケースがあります。

  1. 呼吸点を封鎖しきって今すぐ石を取りあげる場合
  2. 呼吸点は空いているが、包囲網から脱出できず、封鎖の運命を避けられない場合

後者を死にといいます。

1眼の石

1眼の石

この黒石は隅に着手禁止点(完全な眼)が1つありますが、外のダメを詰められると全体がアタリになり、着手禁止点の例外が適用されて取られます。

今は呼吸点が空いているから盤上から取りあげられませんが、封鎖の運命を避けられません。

つまり、死石で、終局後に取り上げられます。

2眼と錯覚しやすい形

2目のスペース

2目のスペース

黒には2目の地(スペース、広さ)があります。

しかし白がAに打つと黒はアタリ。

抵抗して白Aを取ってもまたアタリ。

黒4子は2目の地を持っていますが、1眼しかありません。最終的にアタリを避けられず死にです。

2目は広さの概念で、眼が2つとは違います。

2眼とは独立の着手禁止点が2つということです。ややこしいですね。

カケメ(欠け目)

ツグ2

眼と誤りやすいものにカケメがあります。

Bは現在は着手禁止点ですが、Yの左が詰められるとアタリになるので、Bをつがねばならなくなります。

Bをつぐことで、Bの眼がつぶれてしまいます。

アタリになってつがねばならなくなる(つぶされる)着手禁止点を、カケメ=不完全な眼といいます。

結局黒はAの1眼だけになってしまい、黒は死にます。

生きられる?

2眼を作る

2眼を作る

白がCに先着するとDはカケメになってしまい、眼はBだけの1眼になり、黒は死にます。

黒がCに先着すると、DとBはつぶされない完全な2眼になり、生きます。

どちらの手番かは決定的に大事ですね。

3目ナカ手

3目ナカ手

黒には3目のスペースがありました。

その真ん中に白が先着すると、黒は1眼になってしまいます。

逆に、黒が真ん中に先着すれば、A、Bは独立の2眼となり、黒は生きです。

数目の地の中に打ちこんで1眼にしてしまう手法を中手(ナカデ)といいます。

本図は3目ナカデです。

実戦でも、3目ナカデ、4目ナカデ、5目ナカデはよくできます。

特殊な形でなければ、6目以上の広さがあれば2眼できるので生きです。

ただし、正しく対応できないといけません。

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