ルール以前の約束事

ルール以前の約束ごと

約束ごとは5つです。

中心ルール囲んだら取れるのように難しいものはありません。

囲碁を知らない人でも常識的にわかることです。

用具は碁盤と碁石

碁石

碁盤と碁石

碁石は、黒石と白石の2種類です。

碁盤

碁盤

碁盤にはタテ線とヨコ線が引いてあります。

線のことを路(ろ)と言います。

このルールの説明は6路盤9路盤13路盤を使用しています。

盤には、左図のように中央辺(ヘン)隅(スミ)のエリア区分があり、それぞれ違う特性があります。

7路盤、9路盤初心者がルールや説明を見て、理解しやすい大きさです。
13路盤短時間で対局できます。
19路盤一般に使われます。

二人で対局する

二人で対局する

一方が黒石、他方が白石というのが基本のルールです。

2人1組×2組、計4人でする「ペア碁」でも、それは変わりません。

上位者(強い人)が白石、下位者が黒石を持ちます。

互先の場合は黒が先に打ちます。

棋力に大きい差があり、置石を置く場合は、白が先に打ちます。

石はタテヨコの交点に

石はタテヨコの交点に

左図の盤の中央、辺、隅での石の置き方をよくご覧ください。

いずれも石はタテ線とヨコ線の交点に置いています。

将棋では駒は交点ではなく、桝の中に置きます。これが大きな違いです。

黒白交互に石を置く

黒白交互に石を置く

将棋をはじめ多くのゲームが、交互にアクションします。囲碁も同じです。

黒、白、黒、白と一手ずつ交互に石を置きます。

(石を置くことを「打つ」「着手する」とも言います)

順番は重要で、間違えると反則負けになります。

陣地を多く作った方が勝ち

陣地を多く作った方が勝ち

勝敗を決めるためのルールです。

黒地とは、黒石をつないで囲った右側の領域です。

白地とは、白石で囲った左側の領域です。

地の大きさは、囲った陣地の中の交点の数であり、目(モク)という単位で表します。

地を数えてみましょう。

黒地11目
白地9目
勝敗判定黒2目勝ち

陣地とは

盤上に石をつないで囲うと、陣地ができます。

陣地のことを囲碁ではと言います。

陣地(地)とは

盤の右側は黒石で囲んでいるから黒の陣地です。

左側は白石で囲んでいるから白の陣地です。

(盤の端は囲む必要がありません)

未完成の陣地

未完成

黒地は下辺が一ヶ所開いています。

まだ囲いきっていないので、白が侵入して陣地が減らされるかもしれません。

したがって、黒の陣地は完成していません。

地の数え方

地の数え方

地を数えてみましょう。

黒地右上の黒石が囲った交点は2個=2目
下辺の黒石が囲ったは交点4個=4目
合計は2+4=6目です。
白地左辺が囲った交点は5個=5目
結果[黒]6目-[白]5目=1目
黒1目勝ちです。
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